トップページ > 青空文庫占い:結果

青空文庫占い:結果

古来、人々は悩みがあると、四つ辻に立ち、聞こえてくる言葉で物事を占いました。これを『辻占』と言います。

青空文庫占い

作品名:

神賑ひ一般

作者:

折口 信夫

書き出し:

静かな秋冬が来る。わが国も、幸福な月日が廻つて来て、神の心も明るくなつて来て居られることゝ思ふ。秋からさきは神事が多く、従つて神の心を賑はし申す行事が、社々で行はれる。耳を澄すと、どこの野山、かしこの町中などに、必日毎に神祭りの楽器の音がしてゐる。秋ばかりに限つた事ではないが、此時期にかう言ふ神事の多く行はれるのは、理由のあることである。祭りがあると、芸能めいた所謂神賑ひの行はれるのが普通である。今日の人は、之を余興のやうに思つてゐるが、其は違ふ。祭り自体にとつて、極めて重要な部分だつたのである。
其等の中、特殊なものでない限りは、神楽カグラといふ名で、いろ/\違つた芸能をひつくるめてゐる。まづ総括出来る名目を立てれば、「神遊カミアソビ」と言ふ古い語であらう。神楽はその中の特殊なものを言ふ語で、元はあつたのである。
神遊びは、神の行はれる遊びを言ふ義で、「あそび」と言ふことに意義の中心はある訣である。昔は鎮魂と言つて、人の身に魂を鎮める行事があり、それを行ふ時期があつた。其を行ふ方法も色々あつて、地方々々、家々…

図書カードURL:

https://www.aozora.gr.jp/cards/000933/card47689.html

処理時間:0.26481199264526367188秒

データ取得試行回数:1回 ブロック判定︰0回 ルビ判定︰0回

戻る



Sitemap

RSS

お問合せ

ページの先頭へ

ページの先頭へ