作品名:
浦添考
作者:
伊波 普猷書き出し:
沖縄の歴史をしらべた事のある人は、
浦添という名称の沖縄の上古史から離す事の出来ない名称である事に気が付くであろう。むかし
舜天や英祖や
察度のような王者を出した浦添は果して
如何なる所であったろう。
浦添の事をしらべるに参考となるべき史料は至って少い。しかし、たとい文献となって遺っていないでも、神の名とか
地の名とかいうような固有名詞が伝わってさえいれば、その解釈によって研究の端緒は開けるのである。さて浦添という名称にどんな意味があるかとしらべてみたら、浦添という漢字はアテ字であって、もとはうらおそいとカナで書いたという事がわかった。浦添のようどれの碑文に、
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