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青空文庫占い:結果

古来、人々は悩みがあると、四つ辻に立ち、聞こえてくる言葉で物事を占いました。これを『辻占』と言います。

青空文庫占い

作品名:

雪の白峰

作者:

小島 烏水

書き出し:



 アルプスに Alpine Glow(山の栄光)という名詞がある、沈む日が山の陰へ落ちて、眼にも見えなくなり、谷の隅々隈々に幻の光が、夢のように彷徨さまよい、また消えようとするとき、二、三分の間、雪の高嶺に、鮮やかな光がって、山の三角的天辺てっぺんが火で洗うように耀かがやく、山は自然の心臓かられたかと思う純鮮血色で一杯に染まる、まことに山の光栄は落日である、さればラスキンも『近世画家論』第二巻に、渚へ寄する泡沫ほうまつと、アルプス山頂の雪とは、海と山とを描いて、死活のわかれるところだというような意味で書いてある、落日より億万の光線を吸収して、その一本一本に磨きをかけるのは、山の雪である、アルプスばかりではない『甲斐国志』にも、白峰しらねの夕照は、八景の一なりとある、山の雪は烈しい圧迫のために、空気泡を含むことが少ないから、下界の雪のように、純白ではない、しかも三分の白色を失って、三分の氷藍色を加え、透明の微小結…

図書カードURL:

https://www.aozora.gr.jp/cards/000027/card912.html

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