作品名:
進化論より見たる沖縄の廃藩置県
作者:
伊波 普猷書き出し:
沖縄在来の豚は小さいが、この頃舶来したバークシャーは大きい。しかし二者は至って縁の近い方で、その共同の祖先はもと南支那にいたということである。同一の祖先から出た豚でも、甲乙と相隔った所にもって行くと、地味や気候の関係で、それから生れる仔の間に多少の相違が出来、なお五代十代と時の経つにつれて変化するが、それに人間の力が加わると、その変化がもっと甚しくなる。さて範囲の広い英国では多くある豚の中から、理想的のものを選び出して、これを繁殖の目的に用い、その生んだ仔の中から更に理想的のものを選び出して繁殖させたので、豚が次第次第に改良されて今日吾々が見るような大きなバークシャーとなったが、範囲の狭い沖縄では飼養法が悪い上その繁殖方をただ老いぼれた種豚…
図書カードURL:
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