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青空文庫占い:結果

古来、人々は悩みがあると、四つ辻に立ち、聞こえてくる言葉で物事を占いました。これを『辻占』と言います。

青空文庫占い

作品名:

貴婦人

作者:

泉 鏡花

書き出し:



        一

 番茶をほうじるらしい、いゝ香気においが、真夜中とも思ふ頃ぷんとしたので、うと/\としたやうだつたさわは、はつきりと目が覚めた。
 随分ずいぶん遙々はるばるの旅だつたけれども、時計と云ふものを持たないので、何時頃か、それは分らぬ。もっと村里むらざとを遠く離れたとうげの宿で、鐘の声など聞えやうが無い。こつ/\と石を載せた、板葺屋根いたぶきやねも、松高き裏の峰も、今は、渓河たにがわの流れの音もしんとして、何も聞えず、時々さっと音を立てて、枕に響くのは…

図書カードURL:

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