トップページ > 青空文庫占い:結果

青空文庫占い:結果

古来、人々は悩みがあると、四つ辻に立ち、聞こえてくる言葉で物事を占いました。これを『辻占』と言います。

青空文庫占い

作品名:

次郎物語

作者:

下村 湖人

書き出し:

一 お猿さん


しゃくにさわるったら、ありゃしない。」と、乳母のお浜が、台所の上りがまちに腰をかけながら言う。
「全くさ。いくら気がきついたって、奥さんもあんまりだよ。まるで人情というものをふみつけにしているんだもの。」と、かまどの前で、あばた面をほてらしながら、お糸婆さんが、能弁にあいづちをうつ。
「お前たち、何を言っているんだよ。」と、その時、台所と茶の間を仕切る障子が、がらりと開いて、お民のかん高い声が、鋭く二人の耳をうつ。
 お糸婆さんは、そ知らぬ顔をする。お浜は、どうせやけ糞だ、といったように、まともにお民の顔を見かえす。見返されて、お民はいよいよきっとなる。
「お浜、あたしあれほど事をわけて言っているのに、お前まだわからないのかい。

図書カードURL:

https://www.aozora.gr.jp/cards/001097/card42692.html

処理時間:0.16227698326110839844秒

データ取得試行回数:1回 ブロック判定︰0回 ルビ判定︰1回

戻る



Sitemap

RSS

お問合せ

ページの先頭へ

ページの先頭へ